受験シーズンを迎え、堺市西区の「家原寺」の本堂が、合格祈願の白いハンカチで埋め尽くされている。ハンカチには志望校や名前などが書かれており、訪れた受験生たちが柱や壁などに張り付け、手を合わせて願いをかける姿が見られた。
寺は「知恵の文殊さん」として親しまれ、ご本尊は知恵を授けるとされる「文殊菩薩(ぼさつ)」。寺によると、かつてはチョークなどで本堂に直接願いが書かれていたが、40年くらい前からだんだんと白いハンカチに願いを書いて張り付ける形式に変わっていった。これから受験シーズンが終わるまで二重三重にどんどん張られ、増えていくという。